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新型肺炎(新型コロナウイルス) 対策【インフルエンザの広がり方から学ぶ教訓】

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現在、武漢市で流行っております、新型コロナウイルス(2019-nCoV)。

コロナウイルスといえば、重症急性呼吸器症候群コロナウイルス(SARS-CoV)が有名です。

「SARS(サーズ)」ですね。

SARSと聞けば、少しだけ意識できる方も多いのではないでしょうか。

コロナウイルスと呼ばれる、ベースのコロナウイルスに、様々なものが組み込まれることで、SARSというコロナウイルスが完成していたり、中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)というウイルスが完成していたり、一般的な風邪のコロナウイルスとして完成している状態です。

つまり、コロナウイルスというものの対策を行うことが大切です。

まだまだ、新型ということで、明確なワクチンは開発されておらず、予防策を講ずるしかないと考えられます。

そこで、病院内でのインフルエンザの広がり方から学ぶ、新型コロナウイルスの対策について、考えてみようと思います。

〇 ウイルスとは、どんなものなのか

コロナウイルスもインフルエンザ同様ウイルスになります。実は、ウイルスというものは、花粉や細菌とは、違い、もっともっと大きさが小さいものになります。つまり、一般的なマスクでは防ぎ切れないのが実情です。

しかし、マスクは他人の咳やくしゃみから直接うつされることを防ぐためのものと考えることはできます。

空気中に漂っているウイルスは防ぎ切れないにしても、マスクをすることで、直接鼻や口に入り込んでくる面ではカットできています。

それでは、マスクで防ぎ切れないのであれば、より良い対策は何か。

それは、「手洗い」や「消毒」が一番効果的だと考えます。

今回は、新型コロナウイルスだけでなく、インフルエンザ対策の観点から学ぶ、病院勤務のわたしが経験した例を挙げてみます。

 

毎年流行るインフルエンザ。それのために予防策として挙がる病院内の対策は

マスク着用

手洗い

うがい

これらを対策として挙げられます。

すべて実施することが一番ですが、一番効果の高いものは、「手洗い」であると考えます。

● 病院の一例

病院勤務だと、マスクの着用は、インフルエンザの時期、全員に義務付けられます。

そんな中、職員がインフルエンザにかかることもあります。家族からもらうパターンや患者さんからもらうパターン。

更に、インフルエンザに罹患した1人が勤務してしまうことで、同じ部署内で共倒れのようにウイルス感染が流行ります。

その中でも、広がり方が一番高いのが、医事課、受付、総務部です。

しかし、看護、検査はあまり広がらない印象です。

その違いは何かと考えた時に、一番候補にあがるものが手洗いであると考えました。

受付や医事課は特に患者さん接触する機会も多くあります。そのためマスクはしていますが、対応ごとに必ず手を洗うという習慣ありません。もちろん、そんな暇はないともいえますが。

そのため、マスクは常につけていたとしても、手洗いの回数が少ないのです。

しかし、看護部や検査部は、マスクを常に付けたうえで、患者と接触する機会が多くあり、患者の体に実際に触れることも多くあります。そのため、手洗いや消毒を必ず実施するよう指導を受けております。

 

★ 医事課の中で、インフルエンザが流行った時期の実例を紹介したいと思います。

1日目:インフル発覚

2日目:2人目発覚

3日目:3人目発覚と、2名体調不良。

4日目:2名インフル発覚。1名体調不良。念のため帰宅。

5日目:1名インフル発覚。1人目が出社してくる。

もう、部署内はすっからかんになります。

そして、人員も不足するため、残っている人達が休んだ人たちを補うために過酷な労働を強いられます。そのため、残った人員も次々と体調不良となり、免疫力が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。

ずっと悪循環となってしまいます。

★ しかし、ここで検査科の例を挙げてみます。

1日目:インフルにかかる

4日目:1人インフルにかかる

6日目:1人目復活。

2人だけにとどめることができました。

 

毎年起きるインフルエンザの流行において、看護部も大きな広がりは示されない印象です。

全員がマスクを義務化しているのにも関わらず、これほどに広がり方に差を生み出す要因はなにか。

同じ小さい部署の中、閉鎖された空間で勤務している状況は一緒です。そして、マスクをしている状況も一緒であり、患者さんとの対面での接触も多くあります。

その中で広がり方に差があるのは、特に「手洗い」ではないでしょうか。

ウイルスは一般に売られているマスクでは、いともたやすく通り抜けてくる。

そして、ウイルスは、手にも顔にも付着しており、人は1日に何度でも口の付近に手を持っていき、その付着したウイルスを身体に入れています。

つまり、手についたウイルスを口に持っていく前に洗い落とす行為はとても大切であるといえます。

それだけ身体についたウイルスは脅威です。

〇 まとめ

世間では、マスクがたくさん売れて、武漢に直接マスクを提供するといったことが成されているようです。

マスクも大切ですが、

身体についたウイルスを手洗いで流す。

これが一番大切です。

「マスク+手洗い」です。マスクだけでは予防策として、一歩足りません。

そのため、マスクだけで対策している方はぜひ、「手洗い」を行うために、石鹸を今すぐ購入し、洗面所に置いてください。

そして、家から帰ってきたら、手洗いうがいを必ず行ってください。

〇 消毒薬

コロナウイルスに対して、アルコールは効果があるといわれております。

専門的な話ですが、コロナウイルスには、エンペローブ(envelope)という、ウイルス粒子の一番外側にある膜があります。

消毒剤を作用させたときに、このエンペローブをもつウイルスは、消毒剤で感染力がなくなるといわれています。

そのため、おすすめとしては、小さいお子さんがいる家庭は、アルコール消毒をおすすめします。

お子さんは上手に手洗いをすることができませんし、なんでも口に持っていく癖があります。そのため、消毒剤としてアルコールが1つあるといいです。

病院でも、消毒薬は頻繁に使用しており、定期的に机や扉の取手などを拭き取っています。

病院では「SARAYA」のメーカーを使用しております。


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サラヤさんは、病院でも勉強会を実施してくれたりします。

お子さんがいる家庭は、お子さんにも目を光らせてあげてください。

 

結局は、「マスク+手洗い+うがい」が良いです。

改めて、手洗いの大切さを示した投稿になります。

わたし自身も、お酒呑んで帰ってくると、手洗い、きちんとしていない気がします。

手洗いの習慣をつけなきゃなと痛感します。

 

だって、風邪ひいても、誰も助けてくれないんだから。

孤独に辛いのしんどいじゃない。

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