最近観に行った映画が、自分の中で消化不良だったため、
「ロングショット 僕と彼女のありえない恋」
を映画館にて観に行きました。
結論から言うと、
女性向けの面白い映画でした。
なぜ女性向けと感じたかについて、女性目線で書いていきます。
― ダメ男が好きなわたしがハマった理由 ―
女性のキャリアウーマンさん。
ちょっとダメ男だけど、一緒にいるのが楽しい男と付き合っちゃうあなた方に、ぜひ見て頂きたい映画です。
〇 あらすじ
アメリカの国務長官として活躍する才色兼備なシャーロット・フィールドは、大統領選への出馬を目前としていた。そんなある日、シャーロットが出会ったのは、ジャーナリストのフレッド・フラスキー。才能はあるものの、頑固な性格があだとなり、職を失ってしまう。一見、接点もなく正反対な2人だったが、シャーロットはフレッドにとって、初恋の人だったのだ。予想外の再会を果たした2人は、思い出話に花を咲かせる。その後、シャーロットは若き日の自分をよく知るフレッドに、大統領選挙のスピーチ原稿作りを依頼。原稿を書き進めるうちに、いつしか惹かれ合っていく2人。しかし、越えなければならない高いハードルがいくつも待ち受けることに……
このあらすじだけでは、正直、「よくあるラブストーリー」です。
観て頂きたいのは、予告動画。
どちらかというと、動画の方が、映画の雰囲気がよく伝わります。
映画『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』予告編 60秒
いかがでしょうか。どちらかというと、コメディーよりのラブストーリです。
そして、
『女性の活躍が目覚ましい現代において、シンデレラストーリーを夢見るのはもはや女性だけではない。』
こんな風に書かれており、予告動画でも、
『高値の花を射止める方法を教えます!』
となっています。
これは、男性目線への広告。
すごく勿体ない!!!!!
この映画はそれだけじゃない。
この映画を女性目線で告知するなら、こうする。
― 女がダメ男に惚れる 一番の理由 ―
コレだ!!!!!
〇 キャスト
- シャーリーズ・セロン:シャーロット・フィールド 役
- セス・ローゲン:フレッド・フラスキー 役
- オシェア・ジャクソン Jr:ランス 役
- アディス・サーキス:パーカー・ウェンブリー 役
- ボブ・オデンカーク:チェンバーズ大統領 役
【監督:ジョナサン・レヴィン】
キャストに『セス・ローゲン』が居ると、
「あ、センスの良いコメディー映画なんだろうな。」
と勝手に予想してしまいます。
● セス・ローゲン 他作品
わたしは、【宇宙人ポール】が好きなので、載せておく。
こちらは、ポール役の声優で挑戦しています。
あとは、【ライオンキング実写版】の声優もしたようです。
わたしは、未視聴なので、詳しくはわかりませんが。。。
〇 ロングショット 僕と彼女のありえない恋 評価
評価:★★★★☆(★4つ)です。
ラブストーリーとコメディー要素が丁度よく、飽きさせない映画です。
内容は政治の話ですが、ちょうどいい下ネタ具合と、難しすぎない内容となっていました。
「ありえない恋」という男性目線だと、「逆玉の輿?あるわけないじゃん。」と思いがちですが、
今の世の中キャリアウーマンの女性がたくさん居り、【主夫】という言葉があり、男性が育休を取る時代です。
つまり、女性の社会進出が多いこの時代だからこそ、ありえるんです。
それだけでは無く、この映画の魅力は、
「なぜ、高スペック女性が低スペック男性に恋をしたか。」
ここだと思います。
しかし、この映画のハラハラさせるところは、ヒロインが高スペックすぎることから、二人の恋に障害が多いことです。
その生涯を二人がどう乗り越えていくのか。そこが、この映画のさらなる魅力だと思います。
● プラス意見
ロングショットも普段なら観ないタイプの作品だけど、ツイッターの評判がいいから試してみたら、めっちゃ面白いしうまく作ってあって楽しめた〜。シャーリーズ・セロン美しい。ひたすら美しい。今の時代感をうまく描いているので退屈しないし、下ネタも笑える範囲でまあ問題なしです。
— 凛 (@bbcmycroftlove) January 15, 2020
『ロング・ショット』感想
次期アメリカ大統領の座を狙うエリート国務長官シャーリーズ・セロンが、お偉いさんに言いたいこと言って盛大に転んだりするセス・ローゲンを見て「おもしれぇ奴…」ってなるとこから始まる恋愛コメディ。あるある展開の男女逆転版がたくさん出てきて、すごく新鮮だった! pic.twitter.com/DK0it2tIiR
— たぬき (@tada11110) January 15, 2020
● 微妙 意見
『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』
下ネタたっぷり大人向けディズニーアニメというか、現代風おとぎ話というか…。
「ありえない恋」のサブタイトルに妙に納得してしまう。女性側の恋が芽生える過程がかなりはしょられてるように感じる映画でした。 pic.twitter.com/2IxqruHKtv
— スルメ (@movie_surume) January 15, 2020
やはり、良作品なのか、マイナス意見は少ないように感じました。
〇 ロングショットから学ぶ、ダメ男の魅力
さて、二人のスペックを比べてみましょう。
シャーロット(女性)
【ヒロイン】 |
フレッド(男性)
【主人公】 |
|
給料(職業) | 高給取り(国務長官) | ニートな彼にヒロインが職を与える(ジャーナリスト) |
容姿(顔) | 美人 | 不細工 |
容姿(スタイル) | スタイルいい | デブ |
世間的地位 | 高い | 低い |
薬物 | 経験なし | 経験あり |
んー。低スペックですなぁ。
給料も安くて、不細工、世間的地位も低い。自分よりも明らかに格下にいる男。
友人にそんな男が好きと言われたら、あなたならなんと言う?
「やめとけ。そんな男のどこだいいんだ。」と。
では、なぜそんな男と恋の話が出てくるのか。
ダメ男にありがちな、いいところをすべて持っている。わたしはこれだと思いました。
- 愛情表現が素直
- 違う世界を生きている
- 面白い、楽しませてくれる
1.愛情表現が素直
主人公の男性は、自分が低スペックであることを十分に理解しています。だからこそ、彼女が好きであることを、駆け引きなしに
まっすぐ伝えてきます。
高飛車な男性にありがちな遠回しな言い方。女性い言わせるように仕向ける。そんなことは一切しません。ストレートに愛情表現をしてくれます。
自分を認めてもらえるってすごく嬉しいですよね。
2.信念を持っている。
ヒロインは、仕事を成立させるために、時にはしたくない仕事もしてきました。悪いことも避けてきました。
そんなヒロインにとって
「自分のしたくない仕事だから、信念を曲げてまで仕事はしない。だからやらないっ!!」
「時には、薬物に手を出してスッキリすることもある。」
そんな彼は、自分とは違う世界に住んでいて、自分はできないと思っていることも、彼はやってのける。違う世界や考えを持っている彼に魅力を感じるんです。
3.面白い、楽しませてくれる
手堅く生きてきたヒロインにとって、プライベートの場で面白くしてくれる彼は、とても魅力的な存在。
どれだけ仕事ができても、どれだけ真面目でも、
「自分を楽しませてくれる、自分の話を聞いてくれる、笑わせてくれる。」
一緒に過ごすことが楽しい彼は、誰にも代えられない素敵な存在です。
どんな自分でも認めてくれる。そんな彼が魅力的なんです。
自分と違う世界で生きている。そんな彼が魅力的なんです。
仮面を脱いだ自分を受け入れてくれる。心地よい彼が魅力的なんです。
キャリアウーマンの皆様、いかがでしょうか。
一生懸命仕事をしてきて、疲れ切った後に、彼が話を聞いてくれる。楽しませてくれる。
わたしの偏見ですが、この3つが上手な男は、ダメ男が多い気がする・・・。
もちろん、高スペックでもいると思いますが・・・。
ダメ男が好きな女性、いかがでしょうか。
友人に「でも、彼はこんないいところがある。」そう言っているあなたは、
もう彼の虜。笑
〇 【ロングショット 僕と彼女のありえない恋】オススメな観方
おすすめは
- 女友達と観る
- カップルで観る
- 一人で観る
この三つをオススメします。
男性だけで観ると、「こんな恋、ありえないでしょ。」って冷静になりそう・・・。
そして、注意点としては
- 子供が観る場合
- 下ネタ嫌いな方が観る場合
- ブラックジョークが苦手な方
です。
今回の映画はR12指定となっております。『小学生には保護者の助言・指導が必要とされ、なるべく親か保護者が同伴した方が良いという区分の映画です。』
R12指定にしては、下ネタが多めです。
ストレス解消のために薬物使用のシーンもあります。
イメージとしては、R15指定でも良いかなと・・・。グロはありませんので、R12指定なんだと思いますが。
それでも、ぜひ、観てほしい映画です。
上記が平気な方は、むしろ、コメディとして受け入れられる方は問題なく楽しめる映画となっております。
オススメするのが少し遅くなってしまいましたが、観て頂きたい映画です。
BDが発売されたり、レンタル開始されてからでも遅くありません。
また、観よう。
わたしも、ダメ男が好きなわけで。
わたしが、人生で一番愛した男は、
30歳目前で貯金が10万しかない男でした。
では、アディオス。
〇 以下、ネタバレ含む注意点です。
ここから先は、ネタバレ注意です。
ご注意ください。
ロングショット 僕と彼女のありえない恋を一度観た方
ネタバレしてもいいから、子供や下ネタ嫌いな方と観れるか不安な方
上記の方向けとなっております。
ネタバレされたくない方は、ブラウザバックを。
R12指定としておりますが、ちょーっと年齢が低すぎる気がします。
下ネタ内容として衝撃だったのが、
★ 主人公が、ヒロインの動画を見て、シコって、自分に顔射するシーン。
ちょっと、「げっ・・・。」って思いました。
不細工キャラでやっている主人公だからこそ、ちょっと気持ち悪さを覚えましたし、そのあと、「顔射男」と呼ばれまくるシーンがあります。ヒゲ面男が自らに顔射するシーンは、正直微妙でした。
まぁ、許せるコメディ具合ではありますが。
★ 薬物を使用するシーン。
ヒロインが落ち込んでいる時に、主人公に「薬物を使わせてくれ。」と、お願いをします。
そして、薬物を使用して、はしゃぐシーンがあります。
「おいおい。国務長官役やぞ。主人公、ここは断らんかい。」
と思いました。
弱るヒロインを救う方法は個人的には他の方法が良かったです。だって、国務長官役だもの。ちょっとやりすぎかな。と思いました。
文句になってしましましたが、そんなシーンがあっても、大人が観るには面白い映画だからこそ、
★4つの評価となっております。
でも、わたしは、大人が同伴していたとしても、子供には見せません。笑
良き、映画ライフを。