臨床検査技師

臨床検査技師は危険?【技師の凶器はプローブ説】

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臨床検査技師として勤めるようになり、針以外にも危ないものがあることに気づきました。

プローブです。

皆さんは、プローブへの安全対策はしていますか。

プローブに触れた時点で、「針刺し事故」になることを意識しなければなり、ません。

実際に、私の病院でもプローブで手に傷がついた事例がありました。

針刺しとして扱われたことがあります。

プローブに触れないようにカバーが被っている検査機器も多くありますが、被せず取り扱うことができる機械もあります。

皆さんの施設はどうでしょうか。

カバーが被っているプローブの動きを待ちきれず、検体処理をすることも多いのが現実ではないでしょうか。

今後、慣れない人が対応するうえで、事故につながるリスクがあると思います。

プローブに対してのリスクについて確認しようと思います。

各施設の方法などもあるので、一概にはいえませんが、

臨床検査技師にとっての凶器はプローブ説をここに提唱してみようと思います。(笑)

― プローブに感染リスクがある説 -

プローブは細長い穴が開いており、そこから、検体や試薬を吸いにいきます。

〇 プローブの種類と感染のリスク

プローブは、検体を吸いにいく「検体用プローブ」

試薬を吸いにいく「試薬用プローブ」があります。

検体用プローブには特に、様々な検体を吸いにいくため、

感染のリスク

が大いにあります。

誰の検体を検査したかわからない検体用プローブは感染面において凶器に代わります。

しかも、プローブは意外と細長いものになります。

そのため、手袋をして作業していても、触れてしまうことで怪我をして、そこから感染してしまうリスクがあります。

〇 プローブ刺しの実際の事例

検体プローブがむき出しのまま動く機械を用いて、検査をしていました。

もちろん企業の推奨は、カバーを被せて検体検査を行うことです。

実際に「プローブ刺し」を経験したのはベテランの臨床検査技師でした。

機械の音や動きを把握したうえで、どのようにプローブが動くかを把握していました。

プローブの動きを読んで検体処理をした方が、「仕事が早く進む」からです。

しかし、その時期は忙しく、疲れもたまり、判断が甘くなっていたようです。

コントロール処理を実施しようとした際にプローブが動き出し、手に傷がついてしまいました。

普段なら、そんなミスはしないベテラン臨床検査技師ですが、疲れがたまっていたりすると、そういったミスに繋がります。

いつも安全にゆっくり業務をすることは、検査の遅延につながります。そのため、安全面のみを意識しすぎることが、全ていいとは一概には言えませんが、

過信しすぎることも、よくないと思います。

また、それを真似する後輩も増えます。

加減が難しいところです。

実際に私自身もすべてにカバーを被せているかといえば、正直答えは「No」です。

患者さんが結果を待っています。

緊急の検体もあります。

ルーチンの現場で待ってられないのが、本音です。

それから、ベテランの検査技師は手袋を二重にするようになりました。

少し、無理をしないようにはなりましたが、カバーを被せているわけではありません。

完璧に、安全に、ゆっくり、業務を行うことは現実的には難しいのだなと感じました。

〇 慣れてきた頃、特に気を付ける。

後輩たちはそれを真似するようになります。

しかし、慣れてきたころが、危ないと感じます。

以前、真似しようとしている方の手がプローブに当たりそうになり、危なかったので、払いのけたことがあります。(その方は年上です。)

年齢は関係ありません。

安全が第一です。

プローブの動きは、人から教わるのではなく、

 

「自分で確実と思えるところまで、観察すること。」

 

だと思います。

人から教わって、「こう動くはず。」という勘違いは安全ではないと感じました。

安全と効率をうまく天秤にかけて業務をしましょう。

― プローブの力、先が鋭利すぎる件 -

〇 プローブを動かす強さとプローブの先端

採血と違い、プローブは機械が動かします。

そのため、プローブを動かすパワーは機械によってさまざまです。

ある機械で見たプローブのパワーと、鋭利さを痛感し、プローブの恐ろしさを改めて実感した事例がありました。

〇 キャップを突き抜けた実際の事例

ある機械を使っている時に、

検体スピッツに再栓キャップをしたままの状態

で検査を実施してしまう事例がありました。

エラーが鳴り響き、後輩に呼ばれました。

訪れた時には衝撃でした。

プローブが30度くらい曲がっており、

その先端に、スピッツの再栓キャップを貫いた状態でエラーを鳴らしていました。

30度に曲がったプローブは衝撃で、正直、笑ってしましました。

 

「プローブ、そこまで頑張らなくても。笑」

 

誰も怪我してないなら、いいんです。

いそいそと、プローブを取り換え、検査を開始しました。

しかし、プローブを取り換えている間は検査結果が遅延します。

「今後は気を付けてね。」

と言いました。

忙しくなると、自分でも予想しないようなミスをします。

再栓キャップをつけたまま検査をするなんて、よほど疲れていたのでしょう。

その時改めて思いましたが、カバーが被っていないと検査できない機械なので、怪我のリスクは少ないと思いますが、

プローブのメンテナンス時やプローブを変える時は注意が必要です。

その時に手を近づけてしまうと

鋭利なプローブと、機械のパワーで

「手を貫かれてしまう。」

という認識をしました。

機械によってプローブ操作のパワーが違いますが、

油断は禁物だな。

と感じました。

〇 つねに危険なものを取り扱っている。

メンテナンスなどの時はプローブに触れる機械も多くあります。

その時は、

「危険なものを取り扱っている」

という意識をもって取り組まなければならないし、

それを全員に意識してもらうように、みんなに注意を促さなければならないと感じました。

― ケガしなければそれでいい。 -

なにか失敗をしてしまったとしても一番最悪なのは

「ケガをすること」

です。

検体を取り扱っている以上、

ケガ=感染のリスク=病気のリスク

上記を意識する必要があります。

機械が壊れても、修理すればいいです。

検査が遅延してしまったら、その時は怒られればいいんです。

安全と効率の両立

を意識しつつ、

安全面に対して気を抜かない。

臨床検査技師として、この意識は常日頃大切です。

改めて、業務の安全について考えてみました。

慣れた頃に、ミスが起きたり、ケガのリスクが増えたりするかと思います。

先輩方はまだまだ後輩の業務に目を光らせておいてあげてください。

業務に疲れてきたら、無理せず、安全面を意識して業務に取り組んでください。

業務過多は禁物です。

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